「解放をどんな気持ちで拉致家族」

これは川柳で詠まれた一句で千葉県の片柳氏が新聞に投稿されたもの。シリアで過激派組織に拘束された安田氏が解放されて帰国した。どのような経緯をもって無事であったのか詳細は分からないが聞くところによると3億円の身代金が支払われたのことが噂されている。安倍官邸は身代金は払っていないと言い張っているが仮にそれが事実であっても実質別の方法はいくらでもあることからいつものように嘘を言っていることは明らかであろう。もう一つ疑問に思うのは安田氏は当初トルコからシリアに入国する際危険を覚悟して自己責任であると言い切っていたと報道されていたが直前の拘束状態の発言は今になって「助けてください」と命乞いをした。これを見る限り信念と覚悟が無いただの人間であったと思う。真に鋼の心を持っておればこのような姿勢を示さないだろう。その者が解放されたのである。そこで拉致家族の心情を考えてみなければならない。安倍晋三が6年もの長期間であるにもかかわらず何ら救出手段を講じてこなかったことは紛れもない事実である。私首相は最重要課題と位置付け必ず解決すると大見得を切ったことは国民こぞって期待したし拉致家族の方も非常に希望を持った。安倍晋三はそれだけ国民全体に期待を持たせたが未だ実現していない罪は極めて大きい。自己責任で危険地域に飛び込んで人質にされ救助を求めた人間が解放され、一方では無理やり拉致され苦しい生活を強いられている北朝鮮による拉致被害者には今でも安倍官邸の無為無策で放置されたままだ。いずれが大事か自ずから分かるだろう。安田氏の救出に当たって安倍、菅、河野が自慢げに誇示していることが滑稽を通り越し恥を晒してしまったその意識さえないバカ集団である。