万感胸に迫る天皇陛下のお言葉

天皇陛下は12月23日85歳のお誕生日を迎えられ、さらに平成時代在位最後のお言葉として一言一句聞かせていただきました。それは敬愛の念の高まりがますます強くなったことでした。その根底に流れていることは絶えず国民に寄り添う姿勢でした。私にはこのなかで特に心に響いたことは「沖縄が先の大戦を含め実に長い苦難の歴史をたどってきました。11回訪問を重ねその歴史や文化を理解するよう努めてきました。沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていくとの私どもの思いはこれからも変わることがありません。我が国の戦後の平和と繁栄が多くの犠牲と国民のたゆみない努力によって築かれたものであることを忘れず戦後生まれの人々にもこのことを正しく伝えていくことが大切であると思っています。」という常に国民の心にはいっておられることでした。そして長い旅を共にしてくれた皇后陛下への慈愛に満ちた労いの温かいお言葉でした。これらを含めて涙があふれるのを禁じられませんでした。永い間象徴天皇としてのお勤めに感謝し心からありがとうございました。