レガシーづくりに躍起になる安倍晋三

レガシーつまり歴史に名を残さなければならないとの焦りが今回の元号発表セレモニーに表れたと見て取れた。それも自ら汗をかいた成果ではなく皇室を政治利用した姑息な手段を用いたものであった。官房長官がすべきものを横取りして安倍政治ショーを敢えて演出した。それも長々と同じ言葉を繰り返したものであった。面白く的を得た川柳を大島さんという東京都の方が投稿されていた内容を紹介したい。「出しゃばりの解説もつく新元号」。もう一つは神奈川県の佐野さんからのもので「『安』がなく人々胸を撫ぜおろし」。いずれも我々国民が常に感じていたことであった。これまでの首相経験者は内政や外交とも大きな成果を上げているが安倍にはこれが無い。せめてもの元号談話で名を残そうと浅はかな考えに至ったのだろう。生き詰まったなれの果てがこうなったと思う。相手の感情も推し測れない幼稚なレベルから60歳にもなって脱し切れていない。こんな総理の下で6年間も国民が犠牲を強いられてきた。安倍にはその自覚が無いから始末に負えない。何といっても日本の民主主義が破壊されていくことにストップをかける人材の出現が待たれる。それも緊急にだ。