長期政権は腐敗を生むのは地方も同じ

安倍政権は長期に国政を担っているがこの間どのような功績をあげたかと言うと忖度、嘘、隠蔽、改竄、データ不正などのオンパレードであり、加えて安倍麻生道路と言った大昔の利権誘導の政治を行うことまで明らかになった。道路の実態と危険度の根拠に基づき建設整備をすることなしに議員誘導道路を造っていること。まだ今でもこんな公平を欠く政治が復活しているとは驚きである。自民党のお得意の利権で票を買う典型例は今でも健在だ。これと同じことが地方でも行われており、共通しているのは長期政権ばかり。腐敗を生むのはここにあることは明らか。わが兵庫県でも知事が20年も長きにわたって県政を担っている。聞くところによると異論は受け入れない風土だそうだ。そして異論を言えば徹底的に干されてしまう悪習が蔓延っているようだ。その具体例の一つを挙げれば道路整備である。県道378号の六分一神出線の川北バス停留所付近であり、家屋の立ち退きをさせておりながら10年以上も経過しているのに放置したまま。つい最近も交通事故が起こって危険な場所。しぶしぶ立ち退かれた人の気持ちを踏みにじっている。もう一つは県道84号の宗佐土山線の天満大池をまたぐバイパス道路。既存の道路が密集集落を通り道幅が狭くトラックが通過すれば通行が非常に危険なことから大橋をかけるバイパス計画がこれも10年以上も前に着工寸前となっていたものが現在でも放置されたままである。地元の不満は日に日に増している。こんな歪な県政を長期間担っているのは総務省の官僚であった井戸敏三氏である。無為無策のため近畿で3位の地位を保っていたが遂に4位に転落し、人口減少率も高く衰退の一途を辿っている。雄県兵庫も過去の物語となってしまった。この人も安倍と同じくレガシーだけを追い求める者である。公平で納得できる県政の実現を願いたい。以前の自民党はこんなことではなかったが利権誘導復活政治の現状ではとても付いていかれない。