多様性の重要性

さまざまな意見が取り交わされてこそ正当で民意に寄り添う政策が生まれてくるもの。私は農業の端くれをやっており自然とのかかわりに強い関心を持っている。農産物をはじめ山林樹木を例にとってみると興味深いことを教えてくれている。その具体例を挙げると手短な森林特に山林は様々な木や花木などが生い茂っており相互に牽制していることから枯れることはない。なぜかといえば虫や菌を寄せ付けない臭いや樹液を発散させる草木が他のものを守っており、またサナギが虫になり蝶々になって他の雄しべと雌しべの花を交配させて豊かな実をつけ次代へつなぐ役割もしている。逆に単一の同種樹木や野菜であれば虫や菌に冒されてしまうのでその対策として強力な殺虫・殺菌剤で予防せざるを得なくなる。残留農薬の課題が残る。こうした自然の理を考えると特に政治行政に当てはめてみると今の政権は異論を徹底的に排除して権限を私物化して我が主張だけで強行している。こんなことをしておればいずれ衰退をし国民の幸せは台無しにしてしまうだろう。